内容証明郵便作成の相談方法

内容証明郵便作成を専門家に依頼する理由は、相手方に対する要求を適切かつ正確に行うためです。
個人で内容証明郵便を作成し、送付すること自体は可能ですが、相手にされないケースも多くあります。専門家の名前を付すことによる、相手方の心理的プレッシャーは、その後の交渉を円滑にすることが可能であり、かつ郵便自体の内容の正確性の担保もできます。

また内容証明郵便自体にも時数の規定があり、相手方にこちらの要求を正確かつ簡潔に記すいつ用があります。

これらの事を考慮すると内容証明郵便の作成は、専門家に依頼することが望ましいです。

1.依頼する事務所選びの留意点

内容証明郵便を専門家に依頼する際は、以下の点に注意しましょう。

1サポート内容とその範囲
2営業時間
3料金設定
4対応の迅速さ、丁寧さ

トラブルがない限り、法律家と接触する機会は少ないですが、地域の法律事務所や司法書士事務所・行政書士事務所をいくつか把握しておくと便利です。

また事務所選びの際には、その事務所が得意としている分野を把握することも重要です。
一般的には事務所のホームページやチラシで大きく宣伝している分野が、その事務所が主軸としている分野であると考えてください。

2.初回相談の準備

初回相談の際には、相談内容の概要が把握できるメモがあると良いです。
これは、事前に事件の概要が把握できれば、相談者に聞くべき内容が定まってくるためです。
弊所としては、相談したい内容を事前に200字から400字程度がまとまっているメモが1つあるだけでも、非常にありがたいと思っております。

まず重要なのは、「誰が」・「誰に対して」・「何をしたいにか」という3点です。
「何がしたいのか」という着地点がわかれば、次第に何をするべきなのかという過程が明らかになってきます。
これが分からなければ、相談内容の整理に時間がかかってしまい、双方にとって有益でない時間になってしまいます。

具体的には、
・不倫相手に慰謝料を請求したい
・相手方に対して、貸していた300万円を返してほしい
といった具合です。

また当事者が複数いるような場合では、各当事者の関係がまとまっている資料があると、概要の把握がよりスムーズになります。

事案の内容をまとめる場合は、基本的な時系列を、簡潔にまとめることが重要です。
個人的な感情を書きすぎず、時系列で事実を記載することが重要です。

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