2024年9月4日
自分でできる浮気の証拠の集め方、メリット・デメリット
「浮気の証拠をつかみたいけど、お金がない」
「貯金はあるけど、離婚して慰謝料や財産分与で多く受け取りたいから、探偵に高額の費用を払いたくない」
そのように考えて、浮気の証拠は自分で集めようと思っている方は多いです。
この記事では、自力でパートナーの浮気の証拠を集める方法を解説します。
毎日パートナーを疑う生活は苦しいですよね。一刻も早く、一つでも多くの証拠を手に入れて、次のステージに進みましょう。
浮気の証拠として認められるもの
客観的に「肉体関係があったとはっきり分かる」ものでないと浮気の証拠とは認められません。
- ラブホテルに出入りする写真、動画
- 不貞行為（性行為）の写真、音声、動画
- 肉体関係にあるとはっきり分かるメッセージのやり取り
- パートナーや浮気相手が直筆した浮気を認める文書
- 探偵事務所の調査報告書
浮気の証拠として認められないもの
パートナーが「肉体関係はなかったと言い逃れができるような証拠」は法的に有効な証拠にはなりません。
- デートの記録
- 「好きだよ」「またどこかへ行こうね」などの軽いやり取り
- クレジットカードの利用明細
- 交通系ICカードの履歴
また、違法に入手したSNSやLINEなどの証拠は、証拠能力がないどころか不正アクセスを責められてしまった事例があります。
損害賠償請求される可能性がある行為
プライバシー侵害
- スマホのメールやLINEを見る行為
⇒たまたま画面が見えた場合や通知のポップアップなどで見てしまった場合は問題ありません。 - 夫の車や荷物にGPSやICレコーダーを取り付ける行為
⇒共有している車にGPSやICレコーダーをつけるのは問題ありません。
不正指令電磁的記録供用罪
- パートナーのスマホにアプリをインストールする行為
⇒他人のスマホやPCに勝手にアプリ等をインストールするのは、コンピュータ・ウィルスと同様の扱いとなり、犯罪です。
不法侵入罪
- 浮気相手のマンションで部屋に入っていくところを撮影する行為
⇒マンションの集合玄関を撮影するのはOK。ただし証拠能力は弱いです。
ストーカー規制法
- 恋人や浮気相手の尾行や張り込み
⇒浮気の証拠を集めるために、夫や妻を尾行する場合は違法とはなりづらいです。
自分でできる浮気の証拠の取り方
証拠となりうるもののうち、性行為の写真やラブホテルに出入りする写真を自力で用意するのは困難です。
そこで、確実に証拠となる「パートナーや浮気相手が直筆した浮気を認める文書」を手に入れるにはどのようにすればいいでしょうか。
- 共有している車にGPSをつける
- GPSの位置情報がラブホテルに止まったのを確認
- タクシーでラブホテルに駆け付ける
- 2人で出てくるところを待ち構える
- ファミレスなど人目のあるところで文書を書かせる
次のことをはっきり書いてもらえれば、裁判でも確実に使える証拠となります。
- 書いた日付
- いつから
- 何回くらい
- 肉体関係がありました
- 今後は会いません
- 浮気相手の名前・住所・連絡先
自分で調査するメリット
- 探偵に依頼する場合と比べると調査費用が格安
自分で調査するデメリット
- 違法な行為をせず、証拠を押さえるのは難しい
- 顔が判別できる角度や照度で、ホテルに出入りする姿を撮影するのは難しい
- バレるリスクが高い
- 浮気相手の素性がわからなければ、慰謝料請求できない
- 精神的にかなりの負担となる
まとめ
法律に触れずに、自分で裁判に使える証拠を手に入れるのは、相当難しいと言わざるをえません。
下手に動いて、バレて警戒され証拠が集められなくなったら本末転倒です。
自分やパートナーの性格や行動範囲をよく考えて、難しいと思ったらプロに依頼することも検討しましょう。
